【カイロ時事】スーダンで28日、同日午前0時(日本時間同日午前7時)が期限となっていた停戦が72時間延長された。正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は27日、それぞれ延長に合意したと発表していた。ただ、28日も首都ハルツームでは爆発音が聞かれ、停戦合意が守られるようになるのか予断を許さない。
 軍は28日、声明を出し、首都近郊の空港に着陸しようとしていた国外退避用のトルコ機がRSFによって銃撃されたと発表した。トルコ機は最終的に着陸できたが、機体は修理が必要とされる。RSFは攻撃を否定した。
 現地からの報道によると、停戦期間中の27日も首都や近郊を中心に戦闘が続いた。軍は停戦延長の合意発表を前に声明を出し「首都の一部で状況が複雑化している」と釈明した。統制が利かない事態に陥りつつある。 

(ニュース提供元:時事通信社)