ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州で22日に始まったとされる「破壊工作グループ」侵入について、ロシア国防省は23日、対テロ作戦で「ウクライナのテロリスト70人以上、装甲車4台、ピックアップトラック5台を掃討した」と主張した。同州のグラトコフ知事は23日、通信アプリを通じ作戦終了を発表した。
 侵入事件を巡っては、ウクライナ側に立つロシア人勢力「自由ロシア軍団」と「ロシア義勇軍団」が関与をアピールした。ただ、義勇軍団が22日に公表した装甲車を乗り回す動画は、場所や日時が確認されていない。ウクライナ高官は、ロシア人勢力が自主的に行動した可能性に触れつつ、自国軍による「破壊工作」への関与を否定している。 

(ニュース提供元:時事通信社)