NTT西日本は25日、大阪府と兵庫県の一部エリアで一時通信障害が発生したと発表した。同日午前10時半ごろから着信しづらい状況になり、最大2.7万回線に影響。解消まで約2時間を要した。同社は電気通信事業法の「重大な事故」に当たらないとみているが、4月に発生した大規模通信障害で、総務省から24日に行政指導を受けたばかりだった。
 障害は、大阪市や兵庫県伊丹市など6市の一部で発生した。数回に1回着信できない状況が続いた。通信設備の故障によるもので、詳しい原因を調べている。電話の発信やインターネットサービス、光回線網を利用した「ひかり電話」、110番などの緊急通報には影響がなかったという。 

(ニュース提供元:時事通信社)