【北京時事】中国で、新型コロナウイルスの感染が再拡大している。中国の感染症対策の第一人者、鍾南山氏は「6月末に第2波のピークを迎えるだろう」と指摘。基礎疾患のある人や高齢者を中心に、ワクチン接種を呼び掛けた。
 鍾氏は22日に行われたフォーラムで、第2波が4月中旬に始まり、5月末には週4000万人、6月末には週6500万人が感染すると予測。昨年12月に感染した人の抗体と免疫は、今後1~2カ月で低下すると説明した。
 ネット上では2回目の陽性を意味する「二陽」という言葉が話題となり、抗原検査の陽性結果の写真を投稿する人が増えている。「感染爆発」の再来を懸念する声もある中、国営メディアは各地の医療体制に大きな影響はないという専門家の見方を報じた。 

(ニュース提供元:時事通信社)