【デトロイト時事】西村康稔経済産業相は26日、米デトロイトで中国の王文濤商務相と会談した。西村経産相は、中国当局が3月に拘束したアステラス製薬の男性社員の早期解放を要求する一方、対話を継続する重要性を共有したと説明した。経産省によると、日中の貿易担当相の会談は約3年半ぶり。
 終了後、経産相は記者団に対し「企業関係者の安全、公平で透明なビジネス環境の確保が重要だ」と強調した。中国の国産品優遇策の是正や、東京電力福島第1原発事故後の日本産食品に対する輸入規制の早期撤廃も求めた。 

(ニュース提供元:時事通信社)