大型で非常に強い台風2号は28日午後、フィリピンの東海上を西北西へ進んだ。31日から6月2日にかけて北上し、沖縄・先島諸島に接近する可能性が高い。勢力は弱まるが、気象庁は暴風や高波に警戒するよう呼び掛けている。奄美の沿岸海域も31日ごろから大しけになる見込み。
 一方、北陸と中国地方では29~30日に前線の影響で大雨になるとみられ、土砂災害や河川の増水に注意が必要。29日午後6時までの24時間予想雨量は北陸140~150ミリ、中国100~120ミリ。30日午後6時までの同雨量は北陸50~100ミリ、中国100~150ミリ。
 東・西日本では6月3日ごろまで前線の影響で雨が降る所が多く、総雨量が増える恐れがある。
 2号は28日午後3時、フィリピンの東海上を時速15キロで西北西へ進んだ。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートル。北東側220キロ以内と南西側150キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、北東側800キロ以内と南西側500キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 

(ニュース提供元:時事通信社)