【北京時事】北京市内で6月に開催予定だった日本PRイベントが、中国の会場側と協議の上で無期限延期になったことが29日、分かった。主催者は、新型コロナウイルスの第2波が原因と説明。一方、首脳声明で台湾海峡に言及した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の影響を受けたとみる向きもある。
 イベントは日系企業などで構成する実行委員会が主催。6月上旬に北京市内で行われる予定だったが、今月26日に延期が決まった。
 中国国内では新型コロナの感染が再拡大しており、6月末に第2波のピークを迎えるという予測がある。徹底的に感染拡大を抑え込む「ゼロコロナ」政策は撤回されており、イベント自粛などの通達は確認されていない。 

(ニュース提供元:時事通信社)