福岡県柳川市の「ハリウッドワールド美容専門学校」で5月下旬、敷地内で行ったバーベキューの火が服に燃え移るなどして男子学生4人がやけどをし、うち1人が搬送先の病院で今月、死亡したことが8日、県警柳川署などへの取材で分かった。火力を上げようと消毒用アルコールを加えたところ炎上したとみられ、同署は業務上過失致死傷容疑で捜査している。
 同署によると、入院中だった男子学生(18)が今月6日、死亡した。ほかに3人がやけどを負った。
 学校によると、バーベキューは5学期ある学期末に定期的に行っているといい、5月24日は学生約470人が参加。ドラム缶12本に炭を入れて調理をしている途中、火が弱くなった1本に教員が手指消毒用のアルコールを加えたところ、火柱が上がった。アルコールは学校側が着火用として準備していたという。
 取材に応じた古賀郁学園長(61)は、「申し訳ないでは済まされない。今後このようなことがないようにしたい」と話した。 

(ニュース提供元:時事通信社)