【サンパウロ時事】南米エクアドルの主要都市グアヤキルの刑務所で先週末から暴動が起き、検察当局によると25日までに受刑者18人が死亡した。ラソ大統領は「権力が屈服することはない」と強調し、全土の刑務所を対象に60日間の非常事態を宣言。グアヤキルの刑務所には混乱収拾のため、軍や警察から約2700人を投入した。
 グアヤキルの刑務所では、22日から犯罪組織間の抗争が激化していた。メディア報道によると、国内の複数の刑務所で刑務官らが人質となっているほか、一部ではハンストを決行している受刑者もいる。 

(ニュース提供元:時事通信社)