ロシア連邦捜査委員会は15日、南部マハチカラ郊外で多数の死傷者を出した14日夜の火災について、「可燃性肥料」が爆発したことが被害を広げたという見方を示した。ロシア紙RBK(電子版)は現場取材した記者が、肥料に使われる硝酸アンモニウムの袋を見つけたと伝えた。
 爆発を伴う火災は15日未明に鎮火したが、死者が35人、負傷者が100人以上に上る大惨事となった。連邦捜査委は、肥料の保管に問題があった可能性も視野に原因を調べている。
 連邦捜査委によると、火災が発生した自動車修理工場の近隣には肥料の保管場所があった。これに引火して爆発し、ガソリンスタンドまで火災が広がったとみられるという。当初、爆発はガソリンスタンドで起きたと伝えられていた。 

(ニュース提供元:時事通信社)