【シリコンバレー時事】対話型ＡＩ（人工知能）「チャットＧＰＴ」を手掛ける米新興企業オープンＡＩは１７日、アルトマン最高経営責任者（ＣＥＯ）が退社すると発表した。発表では「一貫して率直さを欠き、取締役会の責務遂行に支障を来した。彼のオープンＡＩを率いる能力を、もはや信用できない」と説明した。事実上の解任とみられる。
　取締役会で審議の上、アルトマン氏のＣＥＯ、取締役退任が決まった。暫定ＣＥＯとして、ムラティ最高技術責任者（ＣＴＯ）が就く。取締役会は声明で、ムラティ氏について「研究、製品、安全部門のリーダーで、非常に適任だ。彼女の能力に自信を持っている」と述べた。同氏は後任ＣＥＯの人選などを担う。　
〔写真説明〕米オープンＡＩが最高経営責任者（ＣＥＯ）退任を発表したアルトマン氏＝１６日、米カリフォルニア州サンフランシスコ（ＥＰＡ時事）

（ニュース提供元：時事通信社）