NTT西日本の森林正彰社長は29日、子会社で顧客情報が不正に流出した責任を取り、3月末で辞任すると表明した。NTT西は昨年、データの保守管理などを行うNTTビジネスソリューションズ(大阪市)で保守を担当していた元派遣社員が顧客情報をサーバーから抜き取り、名簿業者などに売却したと公表。監督が不十分だったとして、総務省の行政指導を受けた。
 森林氏は29日、大阪市内で記者会見し、「社会的責任は極めて重大で、責任を取って退任する」と謝罪した。後任は後日発表する。今後、子会社の社長らも処分する。 
〔写真説明〕記者会見するNTT西日本の森林正彰社長=29日午後、大阪市都島区
〔写真説明〕記者会見で頭を下げるNTT西日本の森林正彰社長(中央)ら=29日午後、大阪市都島区

(ニュース提供元:時事通信社)