2014/11/11
防災・危機管理ニュース
良品計画を展開する無印商品は、高知県黒潮町と協力し、日常使いもできる防災缶詰を開発。2015年4月から同店で発売する。

カツオなど黒潮町の食材を活用し、レシピは無印良品が企画した。
南海トラフ地震が発生した場合に、日本1高い34mの津波が想定される黒潮町は、これまで住民と700回以上にわたる防災コミュニケーションを実施するなど、積極的に災害対策を展開する一方で、「防災の町」として食材が豊富な特徴を生かし、災害時には備蓄にもなる缶詰を新しい産業とする取り組みに着手していた。
商品は「ジュレ入り旨みで選んだ魚のパテ」「カツオときのこのポモドーロ風」「真鯛とアーティチョークのカレー風」「さわらと筍のアヒージョ」の4種類で、価格は税込300円から350円。避難生活にも耐えられる栄養バランスを保ち、「毎日でも食べたい非常食」を目指したという。
無印良品は「いつものもしも」をテーマに、「ふだん使いできるモノをいざという時の防災用品」として役立てる提案をしている。日常でも美味しく食べられ、かつ災害時には非常食にもなるローリングストック(循環備蓄)として、缶詰に注目。缶詰は長期保存できるだけでなく、食器として利用できるなどの利点もあるという。
黒潮町役場産業推進係長の友永公生氏は「今回のことをきっかけに、これからも缶詰製作所としてさらに広く活動を展開していきたい」と話す。
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