2019/06/24
安心、それが最大の敵だ
好企画「平成の災害史展」
まず防災専門図書館のタイムリーな企画「平成の災害史展」を紹介しよう。同館刊行の案内文(広報文)をそのまま引用する。一度足を運んではいかがでしょう。
平成の災害史
~災害から振り返る30年~
防災・災害資料を専門に扱う「防災専門図書館」(東京都千代田区)では企画展「平成の災害史~災害から振り返る30年~」を2019年8月中旬頃まで開催しています。
■主旨
2019年5月から新元号「令和」が施行されます。そこで、平成元年(1989年)から平成30年(2018年)までに起きた災害を振り返ることで、昭和の時代に比べて激化している災害の状況を知り、普段から災害の備えを考えられるよう意識の向上を狙っています。
■イベントの見所
防災専門図書館が考える「災害」とは、「人に災いを及ぼすもの」です。
それゆえ、「災害史」で展示している内容は、地震・洪水などの自然災害に合わせて、火事・交通災害などもあります。つまり、全国の様々な災害の資料を年表形式で、一堂に会して見られる、またとない機会となっています。
また、平成30年に発災した西日本豪雨・北海道胆振東部地震については、特別に被災写真や当館作成の解説図などを展示して、来場者の理解を深められるようにしています。
■開催概要
主催: 防災専門図書館
日時: 2019年8月中旬頃まで
会場: 東京都千代田区平河町2-4-1 日本都市センター会館8階
入館料: 無料
■本件に関する問い合わせ先
主催:公益社団法人 全国市有物件災害共済会 防災専門図書館
担当者:矢野・堀田
TEL:03-5216-8716 FAX:03-3265-8222
Email:lib.bouasi@city-net.or.jp
URL : https://www.city-net.or.jp/library/
<展示のようす(一部)>
<防災専門図書館とは>
災害・防災資料に特化した専門図書館。
昭和31年(1956)に開館、今年で62周年を迎えた。
蔵書は16万冊。地震・洪水などの自然災害だけでなく、火災・公害・事故・戦災など人為災害も扱っている。
図書館は一般に公開しており、無料で利用できる。HPには、江戸時代のかわら版などのデジタルアーカイブも充実。オリジナルコンテンツに「防災いろはかるた」がある。地下鉄永田町駅から徒歩約4分
(つづく)
- keyword
- 安心、それが最大の敵だ
- 平成
- 災害
安心、それが最大の敵だの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月14日配信アーカイブ】
【5月14日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:行動指針の意義
2024/05/14
-
-
情報セキュリティーは個人のリスク目線では通用しない
学生時代からパソコンを使いこなしてきた人が新入社員に多くいる昨今ですが、当然、個人と会社ではセキュリティーの重心が違います。また、人事異動で新たに着任した社員も、業務が変われば情報資産との関わり方が変わり、以前と同じ意識でのぞめばよいとは限りません。新年度にあたり、情報セキュリティーのルールは特に徹底したいところです。
2024/05/10
-
-
サイバーインシデント対応の基本知識と準備
本勉強会では、一般的な情報セキュリティインシデントとサイバーインシデントの違いや、その初動対応について事前に準備すべきことと合わせて、自社で手軽に訓練・演習を実施するためのポイントを解説します。2024年5月8日開催。
2024/05/09
-
-
炎上の原因はSNS上の振る舞いのみにあらず
新年度から仲間に加わった新入社員は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、友人とSNS で交流するのがあたり前の世代です。が、学生時代と違い、社会人になれば取り巻く環境が変わり、自身の立場も変わる。うかつな投稿が「炎上」につながるケースは少なくありません。新人研修のテーマにSNSリスクを組み込むなどして教育を徹底したいところです。
2024/05/08
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月7日配信アーカイブ】
【5月7日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:令和5年度企業の事業継続及び防災に関する実態調査
2024/05/07
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方