2019/09/10
本気で実践する災害食
大人向け、乳幼児向け、高齢者向けの食事体験
さて、当日の体験コーナーでは、3つの場面を行いました。
【普通の大人向け】
アルファ化米(アルファ食品)五目飯のパックを各自1つずつもらい、パックを開け野菜ジュースを注ぎ入れ、サジで撹拌(かくはん)し、チャックを閉めて60分置いておく。各自試食して、残りは持ち帰りました。
・材料:アルファ化米(アルファ食品)100グラム
・加える飲料:野菜ジュース(カゴメ)190グラム
・時間:60分以上
【乳幼児向け】
1. 液体ミルクを各自試飲する。
2. ビスコを袋に入れて砕き、液体ミルクを入れ混ぜて流動食を作り、試食する。
・材料:ビスコ(グリコ)1枚 ※小麦アレルギーの場合、米粉クッキー(尾西食品)1枚の半分(4グラム)
・加える飲料:赤ちゃんミルク(グリコ)25ミリリットル
・時間:3分
【高齢者向け】
ハイハイン(亀田製菓)を袋に入れ、砕いて粉末にする。容器に入れて自分の好みの飲み物を注ぎ、サジで混ぜて流動食を作り、試食する。
・材料:ハイハイン(亀田製菓)2枚
・加える飲料:4種ジュース(オレンジ パイナップル、りんご、グレープフルーツ)の中から1つを各自選択 25ミリリットル
・時間:3分
訪問客は皆さん、「おいしかった」と満足そうに話していました。
芦屋大学で開かれたこのイベントには全体で約500人、そのうち、このワークショップ・体験コーナーに参加してくださったのは約250人で、子連れや高齢のご夫婦の方もいらっしゃいました。参加者同士の対話も生まれ、皆さまには目新しい貴重な体験になったと思われます。
災害時は水がない、硬い食べ物は受け入れられないなど困難な状況に直面します。身近な市販品を使って液体ミルクや好みの飲み物を注いで流動食を作る工夫をしてみてはいかがでしょうか。
(了)
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