※画像はイメージです

明治神宮外苑の展示物火災。亡くなったのはかわいい盛りの5歳の男の子、佐伯健仁(けんと)君でした。

どうして事故が防げなかったのか、残念でなりません。リスク対策.comの読者の方たちは、未来を作る力を持っていると思っています。2度とこんな事故が起こらないように、みなさんと問題を共有できればと思っています。ただ、今回は法的に誰がどんな責任を負うかという議論とは別の、アウトドアや防災教育の視点で5つの知見を共有できればと思っています。

報道によると、事件はこのようなものでした。

男児死亡の展示物火災 点灯の白熱電球の熱が原因か


"東京・新宿区の明治神宮外苑のイベント会場で展示物が焼け、中で遊んでいた5歳の男の子が死亡した火災で、制作者側が白熱電球を点灯させていたと説明していることが、警視庁への取材で新たに分かりました。白熱電球は点灯すると高温になり、警視庁は、この熱などが原因で、展示物に使われていた木くずから出火した可能性があると見て、さらに調べを進めています。"

 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161107/k10010758311000.html?utm_int=news_contents_news-main_002


原因は白熱電球の投光器を使ったことでした。が、それ以前の問題として、こどもの遊具の下にコンセントを置いてほしくないです。

1、コンセントの知見

こどもがコンセントに金属を入れてしまう事例は報告されています。

コンセントでの幼児の事故例

写真を拡大 国立成育医療研究センターで2006年11月~2013年3月までに収集された22322件の事故データを検索http://kd-wa-meti.com/search/injurySearch.phpから引用

火事になるかならないかという以前に、遊具にコンセントがあってはいけない、このことが常識としてもっと徹底されていたらこんなことは起きなかったのではないかと思います。