歩道の遮熱性舗装や微細ミストが設置される、飛田給駅と味スタを結ぶ調布市のスタジアム通り

東京都は6日、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け中央区と調布市で募集していた熱中症防止への暑さ対策の補助事業について決定したと発表した。中央区は銀座の数寄屋橋公園や高島屋日本橋店周辺など7カ所、調布市は京王線飛田給駅から味の素スタジアム(大会期間中の名称は東京スタジアム)にかけての道路で微細ミストなど設置に都から補助金が交付される。

設置場所は中央区が1.数寄屋橋公園(微細ミストと微細ミスト付きパラソル)2.日本橋滝の広場(微細ミスト付きパラソル)3.東京日本橋タワー公開空地(微細ミストと高木)4.三井不動産が中心となり髙島屋日本橋店を中心に開発を行っている「日本橋二丁地区第一種市街地再開発事業区域内」の中央区道284号線上(微細ミスト付きパラソル)5.京橋エドグラン公開空地(フラクタル日よけおよび気化式冷風機)6.東京スクエアガーデン公開空地(微細ミストおよび減熱ベンチ)7.福徳の森(微細ミスト・ファン付きパラソル)。調布市はスタジアム通りおよび飛田給駅公共道路(歩道の遮熱性舗装および微細ミスト)。

都では今年度から2019年度まで大会会場周辺で観光客が多く集まるエリアの暑さ対策推進へ、1地域当たり5000万円を上限に経費全額補助を決定。今年度は東京国際フォーラム(千代田区)に近い中央区と、味の素スタジアムと武蔵野の森総合スポーツプラザのある調布市が選ばれた。2019年度までに6地域を選定する。なお、調布市は上限の5000万円に達していないが、都では今後の公募は未定としている。

■ニュースリリースはこちら
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/07/06/15.html

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(了)

リスク対策.com:斯波 祐介