2018/01/26
防災・危機管理ニュース
技術系人材サービスのVSNは25日、「今後、 現場におけるニーズが高まると思うIT技術に関する動向調査」の結果を発表した。セキュリティ分野での1位は不正アクセス検知の「IDS/IPS」だった。同社クライアントのIT技術者を対象にインターネットを通じて調査し、253人から回答を得た。
このなかで「ネットワーク・セキュリティ・運用 」分野で、今後ニーズが高まると思う技術を複数回答で聞いたところ、1位は「IDS/IPS」(サーバーやOS向けの不正アクセス侵入検知・防御システム)。2017年4月に行った同調査で8位だったものが急浮上。前年1位だった「次世代ファイアウォール」(アプリケーションコントロール機能付きのゲートウェイ)をおさえた。
セキュリティ分野ではこのほか、前年ランク外から急伸長した技術として「WAF」(3位)、「Zabbix」(6位)が挙がった。「WAF」は、Webアプリケーションに特化したファイヤーウォール。「Zabbix(ザビックス)」は、ラトビアの企業が開発したオープンソース型のサーバ・ネットワーク・アプリケーション統合監視ソフトウェア。
このほか「OS・サーバ・ストレージ・データベース」分野の1位は、昨年に続き「AWS」(アマゾンが運営するクラウドコンピューティングサービス)。「開発ツール・方式・言語」分野では「Python(パイソン)」(コードがシンプルで読み書きしやすいプログラミング言語)が前年の3位から1位となった。
■ニュースリリースはこちら
http://www.vsn.co.jp/news/20180125.html
(了)
リスク対策.com:峰田 慎二
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月14日配信アーカイブ】
【5月14日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:行動指針の意義
2024/05/14
-
-
情報セキュリティーは個人のリスク目線では通用しない
学生時代からパソコンを使いこなしてきた人が新入社員に多くいる昨今ですが、当然、個人と会社ではセキュリティーの重心が違います。また、人事異動で新たに着任した社員も、業務が変われば情報資産との関わり方が変わり、以前と同じ意識でのぞめばよいとは限りません。新年度にあたり、情報セキュリティーのルールは特に徹底したいところです。
2024/05/10
-
-
サイバーインシデント対応の基本知識と準備
本勉強会では、一般的な情報セキュリティインシデントとサイバーインシデントの違いや、その初動対応について事前に準備すべきことと合わせて、自社で手軽に訓練・演習を実施するためのポイントを解説します。2024年5月8日開催。
2024/05/09
-
-
炎上の原因はSNS上の振る舞いのみにあらず
新年度から仲間に加わった新入社員は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、友人とSNS で交流するのがあたり前の世代です。が、学生時代と違い、社会人になれば取り巻く環境が変わり、自身の立場も変わる。うかつな投稿が「炎上」につながるケースは少なくありません。新人研修のテーマにSNSリスクを組み込むなどして教育を徹底したいところです。
2024/05/08
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月7日配信アーカイブ】
【5月7日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:令和5年度企業の事業継続及び防災に関する実態調査
2024/05/07
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方