実感できるBCPのメリットは経営者や社員のリスク意識の高まり(写真:写真AC)

リスク対策.comが実施した企業の事業継続の取り組みに関するアンケート調査からの報告第7弾(これまでの調査結果はこちら)。東日本大震災から10年でBCPはどこまで浸透したかを把握するために行った調査で、今回はBCPに取り組むメリットを企業がどう感じているかを分析。結果、リスク意識の高まりや業務改善への効果において評価が高く、売上に与えるメリットは評価が低かった。

調査は、東日本大震災から10年が経過する中で、BCPがどの程度浸透しているか、実効力が伴うものになっているかなどを把握することを目的に、3月24日~4月16日までの約3週間かけて実施。リスク対策.comのメールマガジン購読者でBCPに取り組んでいる企業に対して協力を呼び掛け、計265の有効回答を得た。