【北京時事】中国メディアは1日、台風5号の影響で7月29日から北京市で続く大雨により、11人が死亡したと報じた。北京やその周辺では累計降水量が1000ミリ近くになった地域もあり、停電や浸水、山崩れが発生。習近平国家主席は、救助活動に全力を尽くすよう指示を出した。
 先に台風5号が上陸した南部の福建省では約270万人が被災。家屋の倒壊などによる被害額は147億元(約2900億円)を超えた。中央気象台は7月29日、北京などで12年ぶりとなる最高レベルの赤色警報を出していた。 

(ニュース提供元:時事通信社)