2023/09/06
防災・危機管理ニュース
【ロンドン時事】日本と英国は6日、貿易・投資の促進に向けた閣僚対話をロンドンで開催した。中国との関係悪化が懸念される中、経済安全保障で日英が緊密なパートナーシップを継続することで一致。半導体などで使われる重要鉱物のサプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)化や持続可能なエネルギーなど幅広い分野で連携強化を図るとした共同声明を出した。
出席した西村康稔経済産業相は終了後の記者会見で、東京電力福島第1原発の処理水放出を巡り、英国側から科学的根拠に基づく日本の対応を全面的に支持するとの表明があったと明らかにした。
今回の閣僚対話は、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の際、経済や安全保障、技術協力に関して日英でまとめた共同文書「広島アコード」に基づき開催。西村経産相や英国のバデノック国際貿易相らが出席し、継続して開催することを決めた。
声明は、重要鉱物を産出する資源国が限られる中、中国などを念頭に、特定の国への過度の依存を低減する必要性を指摘。経済的な威圧に対し、国際枠組みを通じて対応することが重要だと強調した。
〔写真説明〕日英閣僚対話に臨む西村康稔経済産業相(右手前)ら=6日、ロンドン(代表撮影・時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月14日配信アーカイブ】
【5月14日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:行動指針の意義
2024/05/14
-
-
情報セキュリティーは個人のリスク目線では通用しない
学生時代からパソコンを使いこなしてきた人が新入社員に多くいる昨今ですが、当然、個人と会社ではセキュリティーの重心が違います。また、人事異動で新たに着任した社員も、業務が変われば情報資産との関わり方が変わり、以前と同じ意識でのぞめばよいとは限りません。新年度にあたり、情報セキュリティーのルールは特に徹底したいところです。
2024/05/10
-
-
サイバーインシデント対応の基本知識と準備
本勉強会では、一般的な情報セキュリティインシデントとサイバーインシデントの違いや、その初動対応について事前に準備すべきことと合わせて、自社で手軽に訓練・演習を実施するためのポイントを解説します。2024年5月8日開催。
2024/05/09
-
-
炎上の原因はSNS上の振る舞いのみにあらず
新年度から仲間に加わった新入社員は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、友人とSNS で交流するのがあたり前の世代です。が、学生時代と違い、社会人になれば取り巻く環境が変わり、自身の立場も変わる。うかつな投稿が「炎上」につながるケースは少なくありません。新人研修のテーマにSNSリスクを組み込むなどして教育を徹底したいところです。
2024/05/08
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月7日配信アーカイブ】
【5月7日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:令和5年度企業の事業継続及び防災に関する実態調査
2024/05/07
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方