【ブリュッセル時事】ベルギーメディアは17日、ブリュッセルで16日に起きた銃撃事件の容疑者の男(45)が当局に射殺されたと伝えた。スウェーデン人2人が死亡、1人が重傷を負った。ベルギーのデクロー首相は17日の記者会見で、テロ事件だったとの認識を示した。
 容疑者はチュニジア出身で、ベルギーに不法滞在していたという。デクロー氏によると、容疑者とみられる男はSNSに投稿した動画で、自身が過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーで、スウェーデン人を狙ったと話していた。
 死亡した2人は、16日に行われたサッカーの2024年欧州選手権予選ベルギー―スウェーデンの試合を観戦するため、ブリュッセルにいたもようだ。事件を受け、試合は前半終了後に中止された。 

(ニュース提供元:時事通信社)