【ワシントン時事】バイデン米大統領は23日、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突に関し、記者団に「まず人質が解放されるべきだ。そうすれば話し合いができる」と述べ、停戦交渉入りは人質解放が前提になるとの認識を示した。バイデン政権はこれまで、拘束された人々を「無条件で直ちに解放すべきだ」とハマスに求めていた。
 これに先立ち、米国務省のミラー報道官は23日の記者会見で、停戦について「ハマスに再び武装する休息を与え、イスラエルへのテロ攻撃を継続する準備を整えさせることになる」と述べ、否定的な考えを表明。停戦や戦闘の一時停止は「残忍なテロ攻撃に遭い、国境周辺でテロの脅威を感じ続けている国にとって、容認できない状況だ」と語った。 

(ニュース提供元:時事通信社)