【パリ時事】中東歴訪中のマクロン・フランス大統領は25日、ヨルダンでアブドラ国王と会談した。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの紛争を政治的に解決する方策などを議論。ヨルダン側によると、国王は、戦闘が長期化すれば「中東情勢の爆発」を招く可能性があると警告した。
 マクロン氏はその後エジプトに移動。シシ大統領との共同記者会見で、「ガザの病院を支援する」ため、仏海軍の艦艇を派遣すると明らかにした。
 マクロン氏は24日、イスラエルでネタニヤフ首相、ヨルダン川西岸ラマラでパレスチナ自治政府のアッバス議長と相次ぎ会談。イスラエルで対ハマス有志連合の結成を提唱する一方、ラマラではパレスチナとイスラエルが共存する「2国家解決」以外に、中東の「持続的平和(を実現する道)はない」と強調した。 

(ニュース提供元:時事通信社)