2023/10/28
防災・危機管理ニュース
日米欧など先進7カ国(G7)貿易相会合が28日、大阪市と堺市で開幕した。初日は「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国を含む招待国を交え、経済安全保障とつながりの深い重要鉱物などのサプライチェーン(供給網)強化策を議論。西村康稔経済産業相と上川陽子外相が共同議長を務め、29日に閣僚声明を採択する。
西村経産相は開会のあいさつで、「供給網の強化にはG7で協力を深めるだけではなく、G7の枠組みを超えたパートナーとの協調が不可欠だ」と語った。
供給網強化に関する会合には、豊富な資源を持つオーストラリアやチリ、インドネシアのほか、インドやケニアから閣僚らが参加。会合の冒頭、上川外相は「どの国も単独では供給網を完結できない」と述べ、それぞれの強みを組み合わせ協力する必要性を訴えた。
この会合にはG7の産業界を代表して資源大手などの民間企業が参加。日本からはスズキ、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)のほか、経団連が加わった。西村氏は会合後、記者団に対し「信頼できるパートナーと強靱(きょうじん)なサプライチェーンをつくっていくことで合意した」と強調した。
〔写真説明〕先進7カ国(G7)貿易相会合の記念撮影に臨む各国の代表。左から5人目は上川陽子外相、同6人目は西村康稔経済産業相=28日午後、大阪市北区(代表撮影)
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- サプライチェーン
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月14日配信アーカイブ】
【5月14日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:行動指針の意義
2024/05/14
-
-
情報セキュリティーは個人のリスク目線では通用しない
学生時代からパソコンを使いこなしてきた人が新入社員に多くいる昨今ですが、当然、個人と会社ではセキュリティーの重心が違います。また、人事異動で新たに着任した社員も、業務が変われば情報資産との関わり方が変わり、以前と同じ意識でのぞめばよいとは限りません。新年度にあたり、情報セキュリティーのルールは特に徹底したいところです。
2024/05/10
-
-
サイバーインシデント対応の基本知識と準備
本勉強会では、一般的な情報セキュリティインシデントとサイバーインシデントの違いや、その初動対応について事前に準備すべきことと合わせて、自社で手軽に訓練・演習を実施するためのポイントを解説します。2024年5月8日開催。
2024/05/09
-
-
炎上の原因はSNS上の振る舞いのみにあらず
新年度から仲間に加わった新入社員は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、友人とSNS で交流するのがあたり前の世代です。が、学生時代と違い、社会人になれば取り巻く環境が変わり、自身の立場も変わる。うかつな投稿が「炎上」につながるケースは少なくありません。新人研修のテーマにSNSリスクを組み込むなどして教育を徹底したいところです。
2024/05/08
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月7日配信アーカイブ】
【5月7日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:令和5年度企業の事業継続及び防災に関する実態調査
2024/05/07
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方