【ワシントン時事】バイデン米大統領は1日、中西部ミネソタ州での演説で、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突を巡り、戦闘の一時停止が必要だとの考えを表明した。イスラエルがガザで地上作戦を拡大させ、中東情勢が一段と緊迫する中、イスラエルの最大の後ろ盾となっている米国の対応が注目を集めていた。
 バイデン氏は「戦闘の一時停止が必要だと思う。取り残された人々を脱出させる時間を稼ぐということだ」と語った。選挙集会で演説中、ユダヤ教指導者を名乗る聴衆の1人が「停戦」の呼び掛けを求めたのに応じた。 
〔写真説明〕1日、米中西部ミネソタ州ノースフィールドで、会合に出席するバイデン大統領(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)