【エルサレム時事】イスラエル軍が地上侵攻しているパレスチナ自治区ガザの最大都市ガザ市で10日、学校が空爆され、AFP通信は病院当局者の話として50人が死亡したと伝えた。大勢の住民や負傷者が避難先としている市最大規模のシファ病院を含む複数の病院も、イスラエル軍に包囲され、攻撃を受けたという。イスラエル側は、病院の地下にはトンネルを通じてイスラム組織ハマスの司令部があると主張し、攻勢を強めている。
 軍報道官は10日夜、SNSを通じ、シファ病院が被弾したのは「テロ組織がガザから発射した飛翔(ひしょう)体が誤って落ちたためだ」と説明。近くで活動していたイスラエル軍を狙って発射されたもので、イスラエルによる攻撃との見方を否定した。 

(ニュース提供元:時事通信社)