【エルサレム時事】イスラエルのネタニヤフ首相は12日、米NBCテレビの番組で、イスラム組織ハマスを打倒後のパレスチナ自治区ガザの統治について「二度と脅威にならないようにするための唯一の勢力は、イスラエル軍だ」と述べた。ガザを実効支配するハマスに代わり、イスラエルが全体の軍事的責任を担って管理する方針を表明した。
 イスラエルを支援する米国は、戦闘終結後のイスラエルによるガザ再占領に反対し、移行期間を経て「パレスチナ人が統治の中心を担うことが不可欠」(ブリンケン国務長官)との立場。ネタニヤフ氏の発言は米国の意向と相反しかねず、両国間のあつれきを招く可能性もある。 

(ニュース提供元:時事通信社)