2023/12/15
防災・危機管理ニュース
ロシアのプーチン大統領が14日に開いた記者らとの会見で、プーチン氏の「偽者」が本人に質問する一幕があった。正体は人工知能(AI)を活用した「ディープフェイク」と呼ばれる偽動画。プーチン氏は「最初のそっくりさんだ」と反応し、自身の「影武者」を巡るうわさを否定した。
質問者は「サンクトペテルブルク国立大の学生」とされ、プーチン氏と姿や声がそっくりの映像として登場。政権がお膳立てしたやりとりとみられ「あなたに大勢の影武者がいるというのは本当か」「AIがわれわれにもたらす危険について、どう考えるか」などとただした。
プーチン氏は冗談めかして「あなたは私に似て私の声で話すかもしれないが、そうしていいのは私一人だけだと決めている」と回答。今回のディープフェイクが登場するまで、自分とうり二つの人物は存在してこなかったと主張した。
影武者の存在説は、今も内外でまことしやかにささやかれている。プーチン氏は2020年、国営タス通信のインタビューで、ロシアでテロが多発した大統領1期目当時、暗殺から逃れるために影武者を置くよう提案されたが、拒否したと話していた。
〔写真説明〕14日、モスクワで記者らと会見するプーチン大統領(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- AI
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月14日配信アーカイブ】
【5月14日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:行動指針の意義
2024/05/14
-
-
情報セキュリティーは個人のリスク目線では通用しない
学生時代からパソコンを使いこなしてきた人が新入社員に多くいる昨今ですが、当然、個人と会社ではセキュリティーの重心が違います。また、人事異動で新たに着任した社員も、業務が変われば情報資産との関わり方が変わり、以前と同じ意識でのぞめばよいとは限りません。新年度にあたり、情報セキュリティーのルールは特に徹底したいところです。
2024/05/10
-
-
サイバーインシデント対応の基本知識と準備
本勉強会では、一般的な情報セキュリティインシデントとサイバーインシデントの違いや、その初動対応について事前に準備すべきことと合わせて、自社で手軽に訓練・演習を実施するためのポイントを解説します。2024年5月8日開催。
2024/05/09
-
-
炎上の原因はSNS上の振る舞いのみにあらず
新年度から仲間に加わった新入社員は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、友人とSNS で交流するのがあたり前の世代です。が、学生時代と違い、社会人になれば取り巻く環境が変わり、自身の立場も変わる。うかつな投稿が「炎上」につながるケースは少なくありません。新人研修のテーマにSNSリスクを組み込むなどして教育を徹底したいところです。
2024/05/08
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月7日配信アーカイブ】
【5月7日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:令和5年度企業の事業継続及び防災に関する実態調査
2024/05/07
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方