羽田空港で起きた航空機衝突事故で滑走路が閉鎖された影響を受け、日本航空は3日、羽田を4日に発着予定だった国内線63便が欠航すると発表した。約1万2140人に影響する。全日本空輸でも羽田発着便中心に相当数の欠航が見込まれており、年始のUターン客などへの影響が続く。
 3日は、日航で国内線98便と国際線3便、全日空では国内線97便、国際線1便がそれぞれ欠航となり、影響人数は2社で計3万7000人以上に上った。2社以外も含めると欠航は200便を超え、羽田をはじめ各地の空港で混乱が生じた。
 一方、JR東海は3日、東京発新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ」の臨時列車を4本運行。羽田事故の影響に伴う混雑への対応を図った。JR東日本も航空便欠航を踏まえ、北陸新幹線と北海道・東北新幹線の東京行き列車を追加で1本ずつ運行した。 

(ニュース提供元:時事通信社)