羽田空港で起きた航空機衝突事故で一部滑走路が閉鎖されていることに伴い、日本航空は4日、羽田を同日発着予定だった国内線68便が欠航すると発表した。利用客約1万3060人に影響する。全日本空輸でも羽田発着の国内線65便が欠航。影響人数は約1万5400人に上る。
 2日の事故発生以来、年始のUターン客らが搭乗便や日程の変更を余儀なくされ、各地の空港で混乱が続いている。3日は、日航で国内線102便と国際線3便、全日空で国内線119便と国際線1便がそれぞれ欠航し、計4万3000人以上に影響した。
 一方、日航は4日、事故で焼け落ちたエアバス機の損害額が約150億円になる見込みだと発表した。営業損失として計上するが、今期の業績予想への事故の影響は「精査中」としている。 
〔写真説明〕機体に描かれた日本航空(JAL、左)と全日本空輸(ANA)のロゴマーク=東京・羽田空港

(ニュース提供元:時事通信社)