前線を伴う低気圧は5日深夜に伊豆諸島付近を東へ通過し、関東甲信の大雪は6日未明に峠を越えた。気象庁は東京23区全域などに出していた大雪警報を解除したが、首都圏では6日朝も積雪や路面の凍結により、交通への影響が続いた。
 JRは青梅線や中央線などの一部区間で運転を見合わせ、埼京線や横浜線などが遅れた。首都高速や東名高速、中央道、東北道などの一部区間の通行止めは、範囲を縮小しながら続いた。全日空と日本航空は羽田空港発着などの計31便が欠航した。
 主な都市の6日午前5時までの24時間降雪量は、前橋11センチ、東京都心(千代田区)9センチ、さいたま8センチ、横浜と宇都宮4センチ、千葉3センチだった。
 東京都心の気温は5日午後10時20分すぎに0.3度まで下がり、6日午前8時には2.7度となった。 

(ニュース提供元:時事通信社)