「感染症の拡大を予防する顔認証カメラ」

データスコープは2月26日、ウイルスの感染拡大を予防するため、顔認証による体温検知ができるカメラ・入退館システム「顔認証・体温検知端末」シリーズを発表した。台湾の鴻海集団と共同開発したもので、こうしたシステムは日本初という。

同システムは、新型コロナウイルスやインフルエンザなど、発熱リスクのある感染症患者を検知できるもので、オフィス、商業施設、学校、病院、地域のコミュニティ、公園、駅の改札など、人が集まるエリアの入り口に設置されることで最大の効果を発揮する。

主な機能は、高速かつ正確な測定(温度測定精度=±0.2°C)で体温異常情報の記録も行う「非接触自動温度測定」、体温を検出してディスプレイに直接表示し、異常時には音声アラームで入室不可とする「リアルタイムアラート」、マスクを着用しているかどうかを自動認識し、マスクを着用していない人に音声でアラートを通知する「マスク認識」、同時に複数の人の中でも異常体温者を検知し、迅速に施錠して事前に警告する「高温早期警告」など。価格は17万円〜。

同社は2020年度に同製品を1000台設置し、1億7000万円の売上を目指す。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部