2017/03/22
ニュープロダクツ
アールシーソリューションは17日、訪日外国人旅行者が安心して旅行できるよう日本の災害情報を英語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語、日本語で表示するアプリ「Safety tips」に新機能を追加したと発表した。「熱中症情報」「事前学習」「緊急連絡先情報」などの機能を加えた。政府が目指す「2020年、訪日外国人旅行者4000万人」に向け、外国人の意見を取り入れ、デザインを一新した。
このアプリは観光庁監修のもと、同社が2014年に開発したもの。緊急地震速報や津波警報、気象特別警報が発表された際にプッシュ通知をするほか、いざという時に役立つリンク集などを提供している。
今回のアップデートでは、観光庁が外国人を集めて計12回のグループインタビューを実施し、その結果をもとに機能の向上と改善を行ったのは約30項目。色合いの変更やイラストの増加で、コンテンツも見やすくした。
熱中症情報は、日本の夏の暑さを知らない外国人が安全に旅行できるよう追加した。設定した地点で熱中症の危険が高まることが予測された際にプッシュ通知で知らせる。熱中症の危険度の解説や、屋内外にいる時の対応フローチャートも見ることができる。
事前学習は、震度・津波警報・気象警報・噴火警報・暑さ指数について、それぞれの危険度を解説。地震発生時や各種警報が発令された際にどのような行動を取ればいいのかを分かりやすく説明している。心肺蘇生法や止血、傷病者の搬送法もイラスト付きで解説する。
緊急時の連絡先として消防・警察の電話番号を表示し、どのような状況下で連絡するべきなのかを提示している。利用者の母国大使館の電話番号も表示。各番号をタップして電話をかけることができる。
今回新たに追加されたコンテンツも、英語、中国語、韓国語に対応。アプリ内の設定から言語の切り替えをすることが可能となった。
■ニュースリリースはこちらから
https://prw.kyodonews.jp/opn/release/201703170010/
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月23日配信アーカイブ】
【4月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:南海トラフ地震臨時情報を想定した訓練手法
2024/04/23
-
-
-
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
リスク対策.comは、PDF媒体「月刊BCPリーダーズ」2023年1月号~12月号に掲載した企業事例記事を抜粋し、テーマ別にまとめました。合計16社の取り組みを読むことができます。さまざまな業種・規模の企業事例は、防災・BCP、リスクマネジメントの実践イメージをつかむうえで有効。自社の学びや振り返り、改善にお役立てください。
2024/04/22
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
-
工場が吹き飛ぶ爆発被害からの再起動
2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
2024/04/15
-
動きやすい対策本部のディテールを随所に
1971年にから、、50年以上にわたり首都圏の流通を支えてきた東京流通センター。物流の要としての機能だけではなく、オフィスビルやイベントホールも備える。2017年、2023年には免震装置を導入した最新の物流ビルを竣工。同社は防災対策だけではなく、BCMにも力を入れている。
2024/04/12
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方