BCP徹底解剖とは?

BCPは、他社の真似事をしても機能しません。自社の環境に適した独自の方法を構築していくことが大切です。しかし、先進的な組織のBCPの取り組みを、細かく、パーツごとに解剖してみると、参考にできるものはたくさんあります。初動対応計画はどのように見やすく工夫しているのか、BIA(事業影響度分析)はどのように算出しているのか、サプライヤー管理はどのように行っているのか・・・。

リスク対策.com特別レポート「BCP徹底解剖」では、現場に密着した取材により、なかなか見ることのできない現場の細かな工夫、実際に使われているテンプレート類、マニュアル類など、他でも役立ちそうな取り組みの数々をわかりやすく紹介していきます。

 

Vol.1 全員参加と徹底した「見える化」

緩衝材の安定供給で顧客を支える / 生出(東京都瑞穂町)

包装資材や緩衝材の製造を手がける株式会社生出(東京都瑞穂町)は、2009年に世界的に大流行した新型インフルエンザパンデミックをきっかけにBCPの策定に着手。中小企業ながら事業継続マネジメントシステム(BCMS)の国際規格を認証取得し、自社が被災した場合や、社員の一部が出勤できなくなった場合でも顧客企業に製品を供給できる体制を整えている。

顧客企業の製品出荷を支える

同社は、総合化学メーカーの旭化成工業株式会社の指定加工工場にもなっている。旭化成から発泡体(樹脂)を調達して包装資材や緩衝材に加工し、顧客企業に納品している。顧客企業は、自動車部品の製造会社や電気エレクトロ二クス、医療機器、通信機器、計測機器メーカーなど300社以上に及ぶ。顧客企業の扱う製品1つ1つの特性に応じた設計・デザインをしているため、製造する包装資材・緩衝材は相当な数にのぼる。大きなものでは自動車のドアなど外板部品を海外輸送する際に傷つかないようしっかりと固定するためのもの、コンピューターやOA機器など高付加価値の商品を輸送中の振動や衝撃から守るためのもの、特殊な医薬品を運ぶ際に使うものなど、用途も多岐にわたる。

2009年のパンデミックがきっかけ

BCPに取り組むきっかけになったのが2009年に世界的に大流行した新型インフルエンザパンデミックだ。「仮に自社の社員の多くが感染して出勤できなくなってしまったら会社の業務が止まってしまう。長期間、製品が供給できないとお客様に多大な影響が出てしまうため対策が必要と考えた」と同社社長の生出治氏は当時を振り返る。

それ以前にも、事業継続が危ぶまれる事態に陥ったことはあった。昭和60年には会社が全焼する火災があり、その時は関東地区の同業者が中心となり支援をしてくれたことで1週間足らずで8割の製品が供給できるようになったという。こうした過去の経験もBCPへの取り組みを後押しした。

Vol.1 全員参加と徹底した「見える化」
緩衝材の安定供給で顧客を支える / 生出(東京都瑞穂町)

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同社のBCPを徹底解剖!

☞【徹底解剖1:BCPとBCM活動】
☞【徹底解剖2:対象とするリスク】
☞【徹底解剖3:危険箇所の見える化】
☞【徹底解剖4:備蓄体制】
☞【徹底解剖5:BCM取組状況チェックシート】
☞【徹底解剖6:相互委託加工契約書】
☞【徹底解剖7:BCPポケットマニュアル・大地震初期対応カード】
☞【徹底解剖8:初動対応マニュアル】
☞【徹底解剖9 :年間訓練スケジュール】
☞【徹底解剖10:社員の意識を変える見える化】

全26ページにわたり、同社のBCPを支える取り組みを紹介します。

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