2020/04/01
防災とピクトグラム
視覚障害者や子ども、外国人にも伝わるユニバーサルデザイン
補助的に日本語(漢字にはふりがな)と英語の文字情報、音、音声を入れることで、視覚障害者や目の見づらくなった高齢者、漢字が苦手な子ども、外国人など、世界中の全ての人たちに確かな情報を伝えることができる強力なユニバーサルデザインです。
盲ろう者(視覚と聴覚の両方に障害を併せ持つ人)や一部の障害者以外は、ほぼ全ての人に情報が伝わることに気が付きました。視覚障害者とは反対に、聴覚障害者は視覚からの情報に頼らないといけないので、ピクトグラムアートは大変有効です。
実は東日本大震災の時に、聴覚障害のある仲間から「防災無線が聞こえなくて逃げ遅れた」という話を聞き、ピクトグラムを2つ以上並べた静止画や動画にすることで、聴覚障害者に情報が伝えられるのではないかと考えました。
詳しくは、「ピクトグラムアート誕生秘話」をご覧ください。
https://japan-iseya.com/pictogram_art/images/pictgramart_manga.pdf
さらに付け加えるとすれば、アナログ(ピクトグラム)とデジタル(ピクトグラムアート)の違いとも言えます。ピクトグラムは、置いてある場所でしか目に付きません。ピクトグラムアートは、テレビ、スマートフォン、映画館などの画面やスピーカーとICTの活用で、いつでもどこでも緊急速報が受けられます。併せて、デジタルサイネージが普及しているので、駅、街中、ビル・商業施設など公共の場に一斉配信することで、より効果を発揮します。防災情報以外にもマナー、モラル、ルール、CMなど、幅広いデジタルコンテンツができるのです。
世界中の誰にでも情報を伝えたい! それがピクトグラムアートの大きな目標なのです。詳しくは、「ピクトグラムアートのホームページ」をご覧ください。
https://japan-iseya.com/pictogram_art/
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