2023/05/01
2023年5月号 コロナ後の防災
企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】5月号
コロナ禍が終息に向かっているいま、防災活動も体制を見直し再始動です。この3年間、新たな工夫が生まれる一方、新たな課題も浮上しました。解決に向けて多様な知恵が求められるなか、企業と地域の関係もあらためて注目されています。第1特集ではコロナ禍の学びを今後の防災にどう生かすか、企業と地域の関係はどうあるべきかを考えます。
企業は生成AIとどう向き合うか
第2特集は、インターネット上の大量のデータを組み合わせて新しいデータを生成できるAIに注目。人間のように対話ができる米オープンAIの「Chat GPT」が与えた衝撃は大きく、ビジネス利用の動きが急加速すると同時に、使用規制の動きも広がっています。企業は生成AIとどう向き合えばよいのかを探ります。
企業事例は、複合的なリスクが目まぐるしく変化する現在の経営環境において不可欠となってきたERM、全社的リスクマネジメントをピックアップ。日頃からの意識的な情報収集・分析と臨機応変な意思決定、それを可能にする横串の連携体制とガバナンス活動が組織にもたらす効果を紹介します。
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調達先の分散化で製造停止を回避
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2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
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