新型インフルエンザへの対応訓練が11月28日(水)、佐賀県鳥栖市の鳥栖保健福祉事務所とみやき町の東佐賀病院で行われた。(平成24年度佐賀県新型インフルエンザ対応訓練実施要領より)

 

■目的:新型インフルエンザが発生した場合に適切な対応ができるよう、訓練を通じて特に重要となる初動対応について、関係機関の役割分担、各種対策の実施手順及び関係機関相互の連絡や情報共有体制を確認するとともに、職員の対応能力の向上を図る。また、訓練で把握した課題を整理し、来年度の新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行に伴う佐賀県新型インフルエンザ行動計画の改訂に反映させる。

 ■実施日時:平成24年11月28日(水) 13時20分~16時

■実施場所
第一会場:鳥栖保健福祉事務所
第二会場:独立行政法人国立病院機構東佐賀病院

■災害想定:鳥栖保健福祉事務所管内で県内初の疑い患者が発生し、その後間もなく新たに1名疑い患者が発生する。それぞれ鳥栖保健福祉事務所の移送車(公用車)と救急車により東佐賀病院へ搬送される。発生段階は、県内発生早期であり、疑い患者2名については勧告入院となる。訓練後半では、県内拡大期移行直後を想定し、東佐賀病院での帰国者・接触者外来及び発熱対応薬局の対応訓練を行う。

 ■訓練項目:

(1)県内発生早期
① 県内初発の疑い患者への対応訓練
 – 県内初発疑い患者からの電話相談受付訓練
 – 地域対策本部の情報伝達訓練
 – 防護服の着衣訓練
 – 移送車(公用車)による患者搬送訓練
 – 患者家族等の疫学調査訓練
 – 患者宅の消毒訓練
② 県内2例目の疑い患者への対応訓練
 – 県内初発疑い患者からの電話相談受付訓練
 – 救急車による患者搬送訓練
 – 入院患者受入訓練
 – 救急車の消毒訓練
 – 救急隊員の脱衣介助訓練

(2)県内感染拡大期
 • 帰国者・接触者外来の対応訓練
 – トリアージの実施(要入院者と自宅療養者等の振り分け)訓練
 • 発熱対応薬局の対応訓練

 ■訓練参加機関:独立行政法人国立病院機構東佐賀病院、鳥栖・三養基地区消防事務組合消防本部、鳥栖三養基薬剤師会、佐賀県(各保健福祉事務所、衛生薬業センター、健康増進課、危機管理・広報課)