広島市で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開幕まで4日となった15日、主会場のホテルがある宇品島(同市南区)への立ち入り規制が始まった。周辺の海には船舶の「航行自粛海域」が設定され、海上保安庁が警備に当たった。
 島に通じる道路は午後3時ごろ、警察官の「ロックダウン」の掛け声で通行止めとなった。道路脇に設けられた検査場では、歩行者らに対し、金属探知機によるチェックや荷物検査が行われた。
 海にはブイを使った規制線が張られ、第6管区海上保安本部は船舶に対し、宇品島への接近を自粛するよう要請した。巡視船艇や航空機による警戒のほか、周辺を航行するフェリーに海上保安官を乗せるなどして、テロ対策を強化している。 
〔写真説明〕宇品島に続く道路を封鎖して警戒する警察官=15日午後、広島市南区

(ニュース提供元:時事通信社)