【ニューデリー時事】インド準備銀行(中央銀行)は19日夜、最も高額な2000ルピー(約3300円)紙幣の流通を停止すると発表した。法定通貨として引き続き使用可能とする一方、国民に対し9月末までに銀行への預け入れや他の紙幣との交換を求めた。既に同紙幣の印刷は2019年までに停止しており、取引にあまり使われていないことや汚れた紙幣の流通防止が理由という。
 インド政府は16年11月、偽造やテロ活動の資金源となる「ブラックマネー」のあぶり出しを目的に、それまで最高額だった1000ルピーと500ルピーの紙幣の廃止を突如発表。その後、2000ルピーと新たなデザインの500ルピーの紙幣を発行した経緯がある。 

(ニュース提供元:時事通信社)