【ニューデリー時事】インド北部や東部が猛烈な熱波に見舞われ、19日までに熱中症とみられる症状で100人超が死亡した。当局は詳しい死因を調べるとともに、熱中症への警戒を呼び掛けている。地元メディアが伝えた。
 報道によると、北部ウッタルプラデシュ州では15日以降、68人の死亡が確認された。隣接する東部ビハール州でも熱中症が原因とみられる死者が40人を超えた。
 これらの地域は先週以降、気温45度近い酷暑に見舞われており、死者の大半は60歳以上の高齢者という。
 ウッタルプラデシュ州のアディティヤナート州首相は19日、「熱中症に注意し、特に高齢者や子供、病気の家族を気に掛けてほしい」とツイッター上で呼び掛けた。インドは例年4~6月ごろが最も暑く、多数が死亡している。 

(ニュース提供元:時事通信社)