2023/06/20
防災・危機管理ニュース
厚生労働省は20日、うつ病など精神障害の労災認定基準の見直しを議論する有識者検討会を開き、報告書案を示した。近年、顧客からの悪質なクレーム「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が問題となっていることを踏まえ、労災認定の際の基準を明確化した。案は了承され、厚労省は今後パブリックコメント(意見公募)などを経て、秋にも通達を改正する見通しだ。
精神障害を労災に認定するかどうかは、原因となり得る具体的な出来事を列挙した「業務による心理的負荷評価表」に基づき判断される。
見直しでは、評価表に「顧客や取引先、施設利用者等から著しい迷惑行為を受けた」場合を原因となり得る出来事として明記。心理的負荷が強い例として、人格や人間性を否定するような言動を反復・継続して受けることなどを挙げ、カスハラが労災の原因となり得ることを明確にした。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
サイバーインシデント対応の基本知識と準備
本勉強会では、一般的な情報セキュリティインシデントとサイバーインシデントの違いや、その初動対応について事前に準備すべきことと合わせて、自社で手軽に訓練・演習を実施するためのポイントを解説します。2024年5月8日開催。
2024/05/09
-
-
炎上の原因はSNS上の振る舞いのみにあらず
新年度から仲間に加わった新入社員は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、友人とSNS で交流するのがあたり前の世代です。が、学生時代と違い、社会人になれば取り巻く環境が変わり、自身の立場も変わる。うかつな投稿が「炎上」につながるケースは少なくありません。新人研修のテーマにSNSリスクを組み込むなどして教育を徹底したいところです。
2024/05/08
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月7日配信アーカイブ】
【5月7日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:令和5年度企業の事業継続及び防災に関する実態調査
2024/05/07
-
-
-
家庭の防災は企業BCPとつながっている
昨今は社員の自主防災力向上に努めている企業も多いでしょう。この時期は災害時のルール周知に余念がないと思いますが、ポイントとして提案したいのが、家庭の防災と企業BCP のつながりをしっかり伝えること。「家庭と会社は別」と考えがちですが、家庭の防災力を上げないと企業の事業継続力も上がりません。メッセージを出すよいタイミングです。
2024/05/02
-
-
企業不正の実態と不正防止対策
本勉強会では、企業不正の実態と不正防止対策について解説していただきました。2024年4月23日開催。
2024/05/01
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方