陸上自衛隊での性被害を告発した元自衛官の五ノ井里奈さん(23)が25日、防衛省の有識者会議のメンバーと横浜市内で意見交換し、自衛隊でのハラスメント防止に向けた対策を提言した。
 終了後、取材に応じた五ノ井さんは「ハラスメントはコミュニケーションの一部ではなく犯罪と一緒だ」と強調。加害者を生み出さないための研修の実施や、訓練中の被害申告に速やかに対応することなどを求めたと明かした。
 意見交換は、防衛省が五ノ井さん側に要請し、実現したという。非公開で約1時間にわたって行われ、五ノ井さんは「思いを話せて良かった。自衛隊がより良い環境になるよう、力になれれば」と話した。 

(ニュース提供元:時事通信社)