台風11号は29日午後、フィリピンから東へ離れた海上を西へ進んだ。9月1日に強い勢力で沖縄本島や先島諸島に接近する見込み。気象庁は沖縄と奄美では高波に警戒するよう呼び掛けた。沖縄は暴風の恐れもある。11号は2日から3日にかけては中国大陸沿岸近くの海上を北上すると予想される。
 一方、台風10号は北海道から東へ遠く離れた海上で温帯低気圧に変わった。非常に強い台風9号はフィリピン北東部近くの海上を北西へ進み、31日以降は中国大陸沿岸近くの南シナ海を西へ進む見込み。
 11号は29日午後3時、フィリピン東方海上を時速10キロで西へ進んだ。中心気圧は992ヘクトパスカル、最大風速25メートル。半径220キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 

(ニュース提供元:時事通信社)