自然災害のリスク評価を行う米ムーディーズRMSは、関東大震災級の首都直下地震が発生した場合、経済損失が48兆5000億円に上ると試算した。東日本大震災の被害額の約3倍に相当する。同社が4日までに発表した。
 推計には資産の損失に加え、事業の中断に伴う損害も含まれる。資材や労働コストの増加も考慮した。
 1923年の関東大震災では首都圏で多くの建物が倒壊し、被害総額は当時の日本の国民総生産(GNP)の約3分の1に当たる55億~65億円に上った。 

(ニュース提供元:時事通信社)