2025年に開催される大阪・関西万博などに伴い、ソフトターゲットへのテロが懸念される中、神戸港に停泊する観光船「boh boh KOBE(ボーボーコーベ)」でテロ対処訓練があった。船を運航する「早駒運輸」の社員や、神戸海上保安部の職員、神戸水上署の署員ら約60人が参加。船に備え付けられているさすまたの使い方や、三角巾を活用した応急手当ての手順などを確認した。
 訓練は、刃物を持ったテロリストが乗客を無差別に切り付ける想定で、乗組員が椅子やさすまたを使い、連携してテロリスト役を制圧した。
 観光船の高崎正風船長(62)は「今後も訓練を反復して行い、いざというときに備えたい」と話した。 

(ニュース提供元:時事通信社)