【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は10日、米国とサウジアラビアが、電気自動車(EV)に使われるコバルトといった戦略的鉱物資源の確保に向け、連携を協議していると報じた。主要産地であるアフリカへの投資を通じ、EV分野のサプライチェーン(供給網)における中国の支配的な地位に対抗する狙いだ。
 関係者によると、サウジの政府系企業が、コバルトの主要生産国コンゴなどアフリカ諸国の鉱山会社株式を取得。生産される鉱物資源の一部を、米社が購入する権利を持つ計画という。 

(ニュース提供元:時事通信社)