【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は14日、今年6~8月の地球の気温は、記録の残っている1880年以降で最も暑かったと発表した。1951~80年の同期間の平均気温よりもセ氏1.2度高く、これまでの最高気温も0.23度上回ったという。
 日本や欧州、北米など各地を襲った今夏の記録的熱波は、米ハワイ州やカナダで起きた山火事拡大の一因にもなった。
 NASAは、太平洋の赤道付近などで海水温が高くなる「エルニーニョ現象」が記録的熱波の主因だと分析した。「主に人為的な温室効果ガスの排出による長期的な温暖化傾向」が続いているとも指摘した。 

(ニュース提供元:時事通信社)