【イスタンブール時事】トルコのイェルリカヤ内相は1日、首都アンカラにある内務省施設の入り口付近で2人組による自爆攻撃があったと、X(旧ツイッター)を通じ明らかにした。警官2人が軽傷を負ったという。クルド系メディアは、反政府武装組織のクルド労働者党(PKK)が犯行声明を出したと報じた。
 イェルリカヤ氏は「テロリストが商用車で門の前に現れ、このうち1人が自爆した。もう1人は無力化された」と投稿。2人とも死亡したとみられる。現場は1日に開会した国会にも近く、当局は一帯での警備態勢を強化した。
 エルドアン大統領は国会での演説で「市民の平和と安全を脅かす者たちは目的を達成できず、今後も達成できない」と強調した。
 トルコでは昨年11月、最大都市イスタンブールの中心部で市民6人が死亡する自爆テロが発生。当局は、PKKが関与したと説明していた。 
〔写真説明〕1日、トルコの首都アンカラにある内務省施設付近で、自爆テロに使われた車を調べる爆発物処理担当官(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)