清水建設は3月10日(日)と11日(月)の2日間にわたり、首都直下地震に備えたBCP訓練を実施。役員、従業員、関係会社従業員、顧客企業、取引業者の関係者など約1万3000人が参加した。限られた緊急要員で休日に行う訓練は初めて。

■目的:休日に震度6強の地震が発生した際の初動、拠点立ち上げをはじめとする対策活動の確認

■実施日時:平成25年3月10日(日)、11日(月)

■実施場所:本社および関東支店、関西事業本部、北海道支店

■災害想定:休日に東京湾北部地震が発生

■主な訓練内容:
10日:初動確認訓練:役員、従業員、関係会社従業員及びその家族が本社の安否確認システムから一斉送信される安否報告の指示メールに基づき、安否報告。並行し、予め任命されている緊急要員約450人が、本社、関東圏の6支店、14営業所、9拠点に徒歩や自転車などで参集し、拠点立上げ訓練を行った。

本社に総本部と各対策本部を立ち上げ、安否報告の確認・集計、当社施設及び作業所の被災情報の収集、復旧対応等の訓練を実施した。

11日:建築対策本部、土木対策本部を立上げ、訓練を継続。両対策本部では、取引業者と連携した物資供給能力に関する情報収集、顧客企業26社と連携した連絡体制・手段の確認、各対策本部から顧客施設に担当者を実際に派遣しての被災情報の収集・報告等の訓練を実施。

同社は今後、地域と連携した震災訓練を想定していることから、同日の訓練の模様は、中央区役所防災課、京橋、宝町、八丁堀界隈の町内会の関係者の見学のもと行われた。

北陸、名古屋、広島、九州の4支店については、各支店が自ら被災したケースを想定したBCP訓練を別途実施予定。